“ Project L” 【第1弾 前編】

FUJITSUBO Legalis kai
L
uxury & Simple Collection (L.S.C.)
ワンオフマフラー製作過程
秘密基地現地捜査編! (2008.5.10)

 

今回マフラー製作に至る過程を、思い出しながら書いてみた。

 

以前より経年劣化により穴が開きはじめ排気漏れが出てはいたが、Dr.桃次郎氏の手によって
治療を施され前回車検はクリア出来たものの、いづれ交換を余儀なくされていたマフラー。
フジツボ レガリス。
2年経ってやはり治療の施し様がない状態にまで状態は悪化・・・
どうしたもんかとフジツボ技研工業のHPを覗いてみた。
そこには「テクニカルサービスセンター」なるものが全国に展開されているとの事。

 

 

 

2006年、前回の車検前。

コワモテなんだけど「自他共に認める悪魔!」と言いながら(爆)、
実は心優しい桃次郎君によって車検をクリア出来ました。Great thanks to Dr.桃次郎丼

P.S. 何故コニタンなのかは、桃次郎の旦那に聞いてあげて下さいね・・・
桃次郎丼、ヨロシク ( ´ー`)y-~~~

 

 

FUJITSUBO HPより

 

『FUJITSUBOテクニカルサービスセンター』とは、お客様に満足していただけることをモットーに、確かな技術と親切なサービスを提供する、藤壺技研工業が展開しているサービスセンターです。お客様のあらゆるニーズに対応し、テクニカルな御相談にも応じられるサービスセンターです。

  • FUJITSUBOのマフラーを取り付けたいけど、事故歴があり他のショップで取り付けられないと言われた。
  • 永年FUJITSUBOのマフラーを使用していて、経年劣化した部分を新しくしたい。
  • トータルなエグゾーストチューンをしたいが、具体的な相談に乗って欲しい。

 

このようなことがありましたら、是非お近くのテクニカルサービスセンターへ御相談ください。

 

経年劣化した部分を新しくしてもらえるかも !?
さてその地元に一番近くであった「テクニカルサービスセンター」に・・・わづかな望みを賭け、
住所を頼りにあたってみた。そこはスバル系ディーラーの傍ら、フジツボ製品の取扱と
「テクニカルサービス」をおこなっているとの事。

早速HPに載っていた担当のカスタムリーダー氏を尋ねてみるも


「5,6年前に辞めた」
「現在はテクニカルサービス業務を行なっていない」

 

ときたもんだ。おまけにこちらから頼みもしないのに、PY30ターボ用の在庫があるかを
フジツボサイドに問い合わせている。回答は言うまでもなく 「製廃です」

余計な事しやがって、、、まったくもって話にならない。

こちとらそこまでわかって、用意周到に下調べもしてオタクにわづかな望みを賭けて
助けを求めて来てみたのに、この程度のこの対応。


こういった、型に当てはめただけのマニュアル通りの対応しか出来ない
ショップなんざ、こちらから永遠にオサラバ、自分で何とかしてやる。
生き様良く見とけ、ぶぁかオー●プラ●●●●! ( `_´#)凸
・・・って捨てゼリフを残し帰って来てやりましたとさ。

 

さてこうなったら後に引けなくなった以上、本家フジツボ技研工業様に直談判。

お客様相談室もあったけれど、もし門前払いだったら・・・涙
なんて不安もあり現場に近い、製造工場の方に直接連絡、直談判をした!
受付嬢から営業部の担当の方へつないでいただく。そこで思いの丈をぶちまける
ワタクシがσ(^_^; いた(笑)


「御社の製品であります “レガリス” を13年、
200,000km程使わせてもらっている」

「前回の車検時は補修で対応したがもう限界」
「テクニカルサービスセンターを訪ねたけれど、対応がまったく話にならづ」
・・・云々

 

この様なお話を今回の担当 営業部の藤波様にお話したところ、逆に感謝されてしまい、
かえってこちらが恐縮してしまった。


「当社としても何とかしてあげたい」

「製作可能かどうか、製作に必要な治具がまだ残っているのかどうか」

「上記を調査をしてから返事致します」

 

とありがたいお言葉。心強い回答をいただき、俄然勇気が湧いてきた。
それ見たことか。本家本元は誠心誠意ココまでやってくれると言ってくれたぞ。
この精神、ちったあ見習えアホンダラ !!

 

2週間程待って回答をいただく 「製作、可能です」 と。やったぜ !! \(^o^)/

先の事、次世代の事を考えたらオールステンレス製もしくはチタン!でお願いするのは外せない。
最終的にはチタンで製作すると金額が○○万!・・・
かかる費用を他にも廻したい事もあり、オールステンレス製で決定した。

 

PY30ターボ(3L)/Y30ターボ(2L)用のレガリス(スチール製)はモデル末期でレガリスR(オールステンレス製)
に進化したのは覚えていたのだが、これは今日までてっきり2Lターボ車用のみかと思っていた。
今回色々伺っているうち、3L用レガリスRも当時ラインナップされていた様である。

 

今回はY30ターボ(2L)用の治具を使用し、3L用レガリスRを製作、
テールをオーダーメイドでセレクトして現車合わせで製作する・・・という所まで話が進んだ。
テールの選択は従来使用していた様なオーバルスラッシュ・大口径・デュアル出しで悩んだ・・・(もちろん嬉しい悩み)
併せてテールは従来同様 “FGK” の刻印入りを希望したが、幾度かのマイナーチェンヂを行なった中で
刻印は省略された模様(知る限りで刻印は2種類、それから刻印の存在しないレガリスがある)。

 

マフラーのカタログを送っていただき、慎重にテールの選択をする。
2008年現在、テールは36種あり、この中からお気に入りの一品をセレクト。幾度かの電話にて打ち合わせの中で
勧めていただいたのがトヨタアリスト・アルファード用に採用している最新モデルの “LSC” (Luxury Simple Collection)。
オーバルスラッシュ形状・内側がパンチングメタル巻きの二重構造・浮き出し“LSC”刻印入り!
遂にテールを決定した! オーダーメイドで、現車合わせで製作! 製作前段階だったがもう、ドッキドキのワクワク!

最終的に従来使用していたレガリス同様なオーバルスラッシュに落ち着いた。

 

 

 

 

従来使用してきたレガリス ラウンドオーバルスラッシュのイメーヂに一番近い、
“LSC” スラントフィニッシュとの比較

 

 


さて、フジツボ様とこちらの都合がなかなか合わづ、当初予定より1ヶ月程遅れたが、待ちに待った日が遂にやってきた!

 当日は生憎の雨模様だったが前日にキッチリ磨き上げ、セイテンさんともお会い出来るのがとても楽しみであった。

 

 

 
富士の霊峰、静岡裾野。
Special thanks to フジツボ技研工業株式会社 裾野総合工場

 

 

 

藤壺技研工業株式会社 創始者である 藤壺 勇氏像と共に

 

 

 

 藤壺技研工業株式会社 代表取締役 藤壺 勇雄氏
前運輸(やっぱこの表現ぢゃなくちゃ)副大臣 望月義夫氏

 

 来客用の部屋に通される。

 今回窓口となっていただいた営業部 藤波氏 開発部 鈴木氏に
今回の作業・製作内容の説明を受ける。

 

 

 

 

 かつてN1耐久レースで活躍したゼッケン23番、ここに健在!

GT-R Magazineで読んだ事があるが、この手のマシンを製作するのは

ベースのN1車両を購入して終わる訳ではない。
プラスホワイトボディを購入する事から始まる。それは何故か・・・

〓はなたれ〓もずっと興味のある事だった。

 

 

 

 

 確かこのカテゴリーは極度な改造は禁止(だと思った)の為、

見た目も市販車とさほど変わらない。が、マフラーはレースの為のみの一品モノ

 

 

 

 

コンマ1秒を競い合う男の仕事場は贅肉を削ぎ落とし、軽量化と補強が徹底的に図られている。
潔さと美しさを感じる。手巻きのサイドウインドゥに注目!

 ボディのベースカラーがホワイトなのが何故かおわかりだろうか !?

おっとヒントを与えちまったい

 

 

 

 

レースでハードな走行を幾度なく行なってきた事は、このクラックの入ったローターを見れば
すべてを語らなくとも見る人に伝えられる事だろう。

 

さて回答の、ホワイトボディの目的は、
1. ドンガラ状態のホワイトボディに徹底的にロールケージ補強と溶接を施してから塗装にまわす
(だから普段見えないエンジンルームや内装は未塗装で白いままなのが殆どである)
2. 塗装の終わったボディに、ベースのN1車両からパーツを移殖して、そして完成させる・・・
といった手法。レースが如何にカネかかるかを思い知った。

と共に、永年の謎が解けた瞬間でもあった。

 

 

 

 

 このジャガーはフジツボHP内で拝見させていただいた、まさにそのクルマと思われる。
恐らく藤壺氏とは非常に関係の深いクルマであろう。

 

 

 

 

 

さていよいよこの先は禁断の工場内、関係者以外立入禁止の聖域!

 

 

 

 

飛べ! 猛牛VIP号 !!

 

 

 

 

マフラー製作・取付けを担当していただいた開発部 鈴木様(左) ならびに 森常務(右)
 使用していたレガリスを外し、現車をチェックいただく。

 

 

 

 

テールのサンプルを合わせているところ。

まづはあっしの製作いただく、“LSC” スラントフィニッシュ。

バンパーの面ギリギリまで出していただく様、リクエスト。

このあたりはオーダーメイド品ならではの醍醐味ってやつですね。

 

 

 

 

かたやこちら、VIP改氏用 大口径117φ フィットチェック
Y30にいまだかつて見た事のない、あり得ない迫力!

 

 

 

 

 自分でこの仕様を造ってみたくもなった!

 

 

 

 

 さて、初代VIP@ベージュ号の時から足掛け3代のVIPで13年・約200,000kmオーバーを

共にして来たフジツボ レガリス スチール(アルスター)製。 

外してみて初めてわかった至る部分に経年劣化。

 

 

 

 

 テールは最後位はと綺麗に磨いて当日の交換に臨んだ。

もちろん最後はテールを切り取って形見にいただいてきたのは言うまでもないっ!

 

 

 

 
とことん使い込むと排圧で材質が削れ薄くなり(本当か否かは未確認だが)、

巣穴が至る部分に広がっていたのには今までまったく気付かづ、
今回外してみて初めてわかった! 排気漏れは薄々気付いていたのだが、
まさかコレらの巣穴が原因だったとは・・・

フジツボで生まれ、フジツボに帰って天寿を全うする事が出来、このマフラーも幸せもんだ ^^
フジツボスタッフの方々も驚かれていたのが印象的だった。
今後の研究材料の足しにでもなれば嬉しい。

 

 

 

 

手前のR部分が、その一連の巣穴。コレぢゃあ排気漏れしまくりだわな・・・
本来ココの部分が開くのは考えにくいとの事。

(水が溜りやすい部分や、Rの付いた谷の部分が腐りやすい)

アルミテープとステンバンド巻き部分は、前回の修理跡。

 

 

 

 

触媒以降の全景。メインのタイコとの接合部分も、折れる寸前で補修した。

 

 

 

 

 いよいよオールステンレスのレガリスR!

コレはメインタイコ部分

 

 

 

 

作業開始から約2時間程経過。

 

 

 

 

 整然と整理された作業場。
奥では我が猛牛VIP号がリフトアップ、作業続行中!

 

 セイテンさん御一行様とY30談義も盛り上がってきたところでマフラーも取付け完了!

「今後ともよろしくお願い致します」 とお礼をして、フジツボさんを後にした。

 

 

 

“Project L”
ページ上段
【第1弾 前編】【第1弾 後編】
【第2弾】
【第3弾】
【第4弾 前編】【第4弾 後編】

 Home Page Top